使用候補皮革の種類と詳細
今現在商品には使用していませんが、今後採用するかもしれない候補の皮革を上げてみました。なかなか魅力的で直ぐにでも使いたいものもあります。今後の展開に、ご期待下さい。

パイソン コブラ ポニー(ハラコ調加工)
ニシキヘビ等、大型の蛇の総称で、ダイヤモンド型の鱗や個性的な斑紋が特徴です。他の皮革に比べ、強度は若干落ちますが、爬虫類素材の中ではもっともよく使われる人気素材です。所属種はとても多く世界に11科417属2389種存在しているそうです。直ぐにでも採用したい皮革候補ですが、模様が全て全く異なりますので、販売しにくそうなのが悩みです。 インドコブラ等、コブラ科の蛇の総称で蛇の中でも体の前部を直立させ、頭巾(フード)を広げる動作を持つ種類をさします。約180種が生息しており、元の個体の大きさや種類によりうろこ模様や斑紋に特徴がでます。頭付をそのまま使うととてもハードなアイテムが作れます。パイソンと同じく、リザード等に比べて耐久性が若干落ちます。 本来のハラコは、産前牛革の毛皮付をさします。とても貴重で驚くほど高価な素材ですので、使うとしたらポニー(子馬)をハラコ調に加工した皮革になると想います。特徴のある魅力的な素材ですが、暑苦しいので秋から冬用のアイテムでしょうか。皮革の性質上お使い頂くうちに少しずつ、毛が抜けてしまうのが難点です。

ウォータースネーク(淡水) ウォータースネーク(海水) オオアリクイ
水生の水蛇の総称で、淡水にすむ個体と、海水にすむ個体があります。個体のサイズは概ね小さく、陸生の蛇と違い丈夫な皮は必要ない為、素材としての耐久性に難があります。模様は多種多様で、それだけで考えると魅力もあるのですが、使うとしたら‘塗料革’に加工して銀面(表面)にクリア塗料を塗りある程度の耐久性を確保しなければならないでしょう。 アリクイ科3属4種の中のオオアリクイ属に属する個体です。とても珍しい皮革で、革自体に大きな模様があります。耐久性もまあまああるのですが、そのまま使うか専用のデザインをしなければ模様に負けてしまいそうです。

クロコダイル クロコダイル(背部) オーストリッチ
ワニ革の内、クロコダイル科に所属する個体で4属15種が確認されています。オーストリッチと並ぶ高級皮革素材の代名詞で、模様が元の個体に大きく依存します。皮革の特徴は不ぞろいな格子状模様で自然のデザインを満喫できます。質感は染加工で大きく左右され、硬くも柔らかくも出来ますが耐久性を考えると硬い方がお勧めです。右側の写真は小型の個体の背中部分の突起でワニ革の中でも最高級素材の一つです。なかなか手に入りませんが、使うとしたら比較的パターンが細かい革をインレイに、背部はそのまま全面張にすると想います。 駝鳥(ダチョウ)目2科の内、駝鳥科のに所属する個体の革で、クロコダイルと並ぶ最高級皮革です。抜羽の後が粒粒模様で残るのが特徴で、素材としてはクセもあまりなく魅力的なのですが、コストが高すぎます。加工革のオーストリッチ調も選択肢の一つになると想います。


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